O3

Examination

試験について

24時間閉塞ヒトパッチテスト

※同原材料を用いたソープによるテスト結果。当ハンドクリームによるテスト実施中。

丸石ラボ株式会社

試験概要

20〜60歳までの男女の被験者につき、24時間閉塞ヒトパッチテストを行った。パッチテストユニットに検体と陰性対象物質15μL、秤量しづらい検体は適切に評価しうる量をチャンバーの上のろ紙に塗布し、被験者の背部に24時間閉塞貼布した。貼布24時間後にパッチテストユニットを除去し、除去60分後及び除去24時間後に判定し撮影した。

試験結果

□検体名:オゾン化オリーブオイル石鹸  □判定結果:安全品

被験者 No.1
被験者 No.2

オゾン化植物油の抗菌、抗真菌および 抗ウイルス活性に関する調査研究

日本オゾン学会理事 / 摂南大学名誉教授 中室克彦 / 北海道大学名誉教授 三浦敏明

オゾン植物油とは

オゾン化植物油は、ヨーロッパ諸国において古くから副作用の少ない皮膚疾患治療薬として使用されており、1859 年ごろからすでに臨床応用の報告が認められている。オゾン化油の原料には通常オリーブ油、ヒマワリ油、ゴマ油、キャノーラ油、カカオ脂およびヤシ油などの植物油が用いられる。これら植物油は、パルミチン酸、ステアリン酸などの飽和脂肪酸の含有量は少なく、オレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸の含有量の多いことが分かる。これらオゾン化植物油の製法は、植物油にオゾン/酸素の混合ガスを吹き込み調製されるもので、植物油の含まれる主要な不飽和脂肪酸であるオレイン酸などの-C=C-の炭素間二重結合にオゾンが反応してオゾニドになったものである。有効主成分は、以下に示す構造を有するトレオレイントリオゾニドである。
(以後略)

ウイルス不活化試験

※オーテックオリーブオイル(O3配合オイル)を使用したハンドクリームによる実験です。

試験概要

検体にインフルエンザウイルスのウイルス液を添加、混合し(以下試料)、所定時間後に試料中のウイルス感染価を測定した。
また、予め予備試験を行い、ウイルス感染価の測定方法について検討した。

試験結果
1)予備試験(中和条件の確認)

細胞維持培地で資料を希釈することにより、検体の影響を受けずにウイルス感染価が測定できることを確認した

使用細胞
MDCF(NBL-2)細胞 JCRB 9029株
細胞増殖倍地
10%牛胎仔血清加イーグルMEM培地「ニッスイ」①[日本製薬株式会社]
細胞維持培地
イーグルMEM培地「ニッスイ」①
1000ml
10% NaHCO₃
14ml
L-グルタミン(30g/L)
9.8ml
100×MEM用ビタミン液
30ml
10%アルブミン
20ml
0.25%トリプシン
20ml
2)ウイルス感染価の測定

※オーテックオリーブオイル(O3配合オイル)を使用したハンドクリームによる実験です。

試験ウイルス 対 象 log TCID50/g O3ハンドクリームは
精製水と比較して
99%以上の不活化
開始時 10分後 30分後 60分後
インフルエンザ
ウイルス
検 体
O₃ハンドクリーム
- 〈 0.45 〈 0.45 〈 0.45
対照(精製水)のみ 0.57 - - 0.67

TCID50:median tissue culture infectious dose, 50%組織培養感染量
作用温度:室温 / 〈4.5:検出せず / ウイルス液:培養液を精製水で10倍に希釈