タムラテコ製「リオン(旧スペースくりんプチ)」において下記殺菌効果の実験を行いました。
(結核予防結核研究所にて)
実験1.人型結核 H37RV株に対するオゾンの噴霧時間と殺菌効果
あらかじめ人型結核菌4.0×103cfu/0.1ml/plateを接種した各2枚の7H10寒天平板培地に対して、
オゾン噴霧時間を変化させた条件での殺菌試験
実験区分 | オゾン噴霧の噴霧稼働時間 | 培養結果 | |
1 | 5sec | ++++ | ++++ |
2 | 10sec | ++++ | ++++ |
3 | 30sec | ++++ | ++++ |
4 | 1min | +++ | +++ |
5 | 3min | ++ | ++ |
6 | 5min | ++ | ++ |
7 | 10min | ++ | ++ |
【成績】3分以上オゾン噴霧した場合、オゾン噴霧の延長に伴う「相対的な殺菌効果」すなわち、「菌数減少効果」が認められた。
(オゾン噴出濃度:0.3ppm 0.3ppm×3分CT値0.9以上にて人型結核菌H37RV株の殺菌効果が認められる。)
実験2.噴霧吸入したBCGTokyo株に対する殺菌効果
実験区分 | BCGTokyo株の噴霧菌量と時間 | 7H10寒天平板培地上での検出菌数 | |
オゾン+紫外線 | 陽性対照群 | ||
1 | 4.2×102cfu/min. | 0 | 41 |
2 | 2.1×102cfu/30sec. | 0 | 22 |
3 | 4.2×101cfu/min. | 0 | 2 |
4 | 2.1×101cfu/30sec. | 0 | 0 |
5 | 4.2×100cfu/min. | 0 | 0 |
6 | 2.1×100cfu/30sec. | 0 | 0 |
【成績】噴霧吸入させたBCGTokyo株は、「オゾン+紫外線」の試験ではいずれの実験区分でも菌が検出されなかった。
陽性対照群との比較では、少なくとも(空中浮遊状態の抗酸菌を想定した)102cfu/min.の噴霧菌量に対して、本装置は完全な除殺菌効果を示した。使用装置