2022年3月30日 日本経済新聞社Web(電子版)にて【コニカミノルタ、コロナ対策でオゾン装置量産】と題して
コニカミノルタ様と共同開発の初号機「バクテクター2.0MD」について掲載いただきました。
日本経済新聞社Web版 記事へのリンク→https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC243A40U2A320C2000000/
まずは動画で特徴を見てみましょう
バクテクター2.0MDは、当社タムラテコのベストセラーオゾンガス発生機のアップグレード&モデルチェンジです。
病院・クリニック・デンタルクリニックなど、医療現場における室内付着ウイルス・菌を除菌し、
スタッフによる清拭の手間や感染対策の負担を軽減します。
当機には、医療機関において使用する際に求められる機能を多数搭載し、安心してご利用いただけるベストバリューモデルと
自信を持ってリリースしました。
当機にはオゾン濃度計と計測システムを標準搭載し、
世界的な両基準のオゾン許容濃度値を超えないように、
室内濃度0.05ppm/0.09ppm(選択式)でオゾン発生が制御できる
新開発の機構が搭載されておりますので、安心してご使用できます。
本体内蔵のオゾン濃度計測システムが室内オゾン濃度と曝露時間を計算し、下記2つのCT値を自動計算します
・CT60(藤田医科大学・奈良県立医科大学におけるウイルス不活化実験の数値)
・CT330(より除菌効率が高い値、当社PMDAクラス2医療機器と同等のCT値)
野生株(オリジナル)変異株含め CT値60にて付着ウィルスを99%不活化するエビデンスを世界で初めて証明しています。
令和4年2月28日 奈良県立医科大学プレスリリース「低濃度オゾンによる新型コロナウイルス(変異株)不活化を確認」へのリンク
CT60による変異ウイルス不活化実験の感染価の減少(当社トピックス)
2019年より猛威を振るう感染症ウイルスへのオゾンによる不活化実験は過去に当社からの機材提供にて行われております。
1:2020年5月14日に奈良県立医科大学とMBTコンソーシアムより1ppm/6ppmのオゾンにて実証
2:2020年8月26日に藤田医科大学にて人体に安全な0.1ppmのオゾンにより実証し公開
共に、医学誌に査読完了した論文が公開されています。
今回の実験において、0.1ppm /0.05ppmの低濃度オゾン(人体に影響が少ない※日本産業衛生学会と米国FDAによる許容濃度)によって、
従来株から変異が続くウイルスに対しての不活化効果を確認することであり、何も行わない自然元減衰状態(コントロール)と
低濃度オゾンに一定時間曝露とを比較することで不活化の条件について明らかにすることができました。
※専用実験施設によって行われており、当機を使用した実際の室内環境での効果を表すものではありません。
当機には、ロング&ベストセラーのバクテクターO3/エアバスター(OEM)からフィードバックされた技術が結集
ユーザーが求める性能を全て搭載しました。
・近接センサー& 濃度計制御機能のWセーフティー設計
・オゾン発生風量変更
・コニカミノルタとの共同開発により、機器からのノイズを徹底的にカットし、医療機器に影響を与えません。
※高圧電源から生じるノイズの除去(ほとんどのオゾン発生体は高圧電源を必要とします。
その場合にはノイズが多く発生し、医療機器等に影響を与える可能性ががあります。
・CT値自動記録(最大30日間)EXCELへのデータ出力機能(SDカード)機器動作確認によるフィードバック検証機能搭載
・新開発「誘電体バリア発生体」によるクラフトマン技術のガラス被覆により、発生体の汚れを軽減
※通常のオゾンガス発生体は 空気に含まれる窒素等により発生体が汚れ オゾンガス発生効率が低下します。
しかしながら、タムラテコの発生体はガラスによる特殊なコーティングが施されているため
汚れが付着しづらい発生体となっています。
しかも 発生体は脱着式(特許)なためメンテナンスが簡単です。
バクテクター2.0MDは、コニカミノルタ社との共同開発、各国レギュレーション対応によって世界戦略モデルとして展開準備中。
未だに猛威を振るう新型コロナウイルスのリスク軽減を目的として、各国の衛生改善のため、コニカミノルタメカトロニクス社の新工場と
最新生産技術の協力のもと、Japanテクノロジーにより、世界の皆様へもお届けしてまいります。
ここでは、オゾンについて危険視・ご不安にお考えいただく方々からよく頂戴するご質疑を中心にお答えいたします。
オゾンは、酸素から作られ、使用後は酸素に戻ります。
原料も不要なエコロジー除菌剤として、地球環境と人類の健康を守るために欠かせないと信じています。
タムラテコの想い 「オゾン」は、地球環境への負担がきわめて少ない酸化剤(*1)です。
酸素から生まれ、役目を果たして、また酸素に戻ります。
他にも酸化剤はあります。例えば塩素や過酸化水素、次亜塩素酸なども消毒や除菌に有効ですが、
活用に伴って有害な塩素化合物などが副生されてしまいます。
さらに、その多くが環境に長く残留する性質をもっています。
一方、「オゾン」が分解して生まれる生成物は、無害な酸素です。
つまり、「オゾン」は環境にやさしく、これからの時代が求める酸化剤であり、
殺菌剤と考えています。
実は、この「オゾン」。私たちのくらしの多くの場面で活用されています。
日本では、水道の蛇口から出る水を直接飲むことができます。
これは、世界でもトップレベルとされる高度な浄水処理技術のおかげです。実は、この技術、
その多くは「オゾン水」を活用したシステムなのです。 この浄水処理や消毒の技術はプールや水族館、
水産物の養殖場、食品加工場での殺菌、半導体工場でのIC基板の洗浄、24時間浴槽など幅広い分野で採用されています。
水だけではありません。「オゾンエアー」の技術も、トイレや畜舎、飲食店などで導入されています。
強い脱臭効果が評価され、システムを採用してくださる現場が増えています。
そして、いま、私たちが重視しているのは、いのちを守る最前線―医療現場への貢献です。
病室の消毒、医療器具(内視鏡など)の滅菌、救急車の消毒で「オゾン水」や
「オゾンエアー」の活用が拡がり始めています。
私たちは、環境を汚さない、有害な物質を残さないオゾンを活用した
テクノロジーの開発と啓発活動を続けていきます。
私たちは、オゾンを活用して、人の健康だけで無く、他の動植物や地球環境への負担も減らし、
「ワンヘルス」の社会に貢献していきます。
オゾンとともに歩む未来
―「The future with ozone for One Health」―その実現に向け、タムラテコは挑戦を続けます。