Vol.1 ボルボスタジオ青山様

ボルボスタジオ青山とは?

表参道駅から徒歩5分。青山通り沿いにある「ボルボスタジオ青山」は、
2017年に伊・ミラノに次いでオープンしたボルボのブランドコンセプトストアだ。
「20世紀の北欧を代表する建築デザイナーであるアルヴァ・アアルトのデザインを採用し、
細くて丸い木を並べた曲線の壁は本社のあるスウェーデンの森を、
床は西海岸にあるヨーテボリの岩礁をイメージしています」

こう話すのは、ボルボスタジオ青山スタジオディレクターの佐野佳子さん。
ガラス張りで明るいスタジオにはカフェが併設され、誰でもコーヒーやケーキを楽しめる。
車好きはもちろんのこと、表参道を訪れる人たちのくつろぎの空間にもなっている。

1.

246青山通沿いからのファザード。
美しくボルボのロゴが目を引く。

2.

本格的なカフェバーを展開。自然光と壁面の木の美しさに青山の空気を楽しめそうだ。

新型コロナウイルス感染対策
ボルボ青山としての試み

“お客さまとお客さまの大切な人たち、そして従業員を守る“というボルボの基本的なスタンスは、新型コロナウイルス感染症の真っ只中にいる今も何―つ変わらない。
日本で最初に緊急事態宣言が出された昨年4月には、ボルボはディーラーが取るべき感染対策をマニュアルにまとめ、各店舗に配布お客さまや従業員の体温チェック、出入り口のセパレート、店内の除菌、空気清浄機の使用等の徹底に務めた。
ボルボスタジオ青山では、どの店舗よりも早く感染対策をアイコン化したポスターを掲示し、安全で安心できる環境であることを周知していったという。このポスターは上層部の目にとまり、ブラッシュアップされたかたちで後に全店舗に配られた。
「ボルボとして、どう感染対策に取り組んでいるかを、知ってもらいたいという思いがありました。
ポスターに書かれていることは基本的な感染予防なのですが、それを抽象的にアイコン化することで、視覚的にも訴えられたらと考えました。」
(佐野さん)

3.

ポスターのパネルを手に取材に応えてくださる佐野さん。

オゾン空気清浄機を設置して思ったこと

4.

ゆったりした居心地を演出
カフェテーブルにはオゾン水スプレー。(Lくりんminnie)水と同じ感覚で手指・机上が消毒できる。 左端: BT-180H

ボルボスタジオ青山では、安全•安心な空間作りにおける感染対策への取り組みの一つとして、タムラテコ社のオゾン空気清浄機BT-180H、オゾン除菌脱臭機SpaceCleanDuo、オゾン水スプレーLくりんminnieを店内に設置している。低濃度オゾンガスの新型コロナウイルスに対する不活化効果(感染性を失わせる効果)は、2020年に藤田医科大学(愛知県豊明市)の村田貴之教授(専門はウイルス・寄生虫学)によって実証されている。低濃度オゾン水についても同様に、村田教授が不活化作用を確認した。

佐野さんはこうした感染対策機能に加え、
製品のデザイン性を評価する。

「北欧の家具や日用品を見るとわかりますが、往々にして機能と美しさを兼ね備えているデザインが多い。家電も同じです。なぜなら、あそこは寒い地域なので家で過ごす時間がどうしても長くなります。おうち時間を快適に過ごすために、機能だけでなく美しさやデザインも重視しているのです」
「ボルボスタジオ青山に設置しているタムラテコの製品は、どれもデザインがスッキリしていておしゃれです。どこに置いても目立ちすぎないところが、お客さまの空間を邪魔しすぎないというボルボスタジオ青山のデザインコンセプトにも通じています」
コロナ禍で自宅時間が増えている状況は、「まさに北欧の過ごし方に通じる」と佐野さん。機能とデザイン性を兼ね備えた家電は、スタジオ青山が注目したように、多くの人たちの目にとまるのではないかと話す。

5.

手前はセムラ。スウェーデンの国民的スイーツ。カルダモンの香る天然酵母パンに生クリームとエスプレッソシロップがコーティングされている。奥は、バッグに入れて持ち運べるオゾン空気清浄機DUO。

ボルボの考える安全性

世界屈指の自動車メーカー、VOLVOの創業は1927年。以来、「車は人のもの」という哲学のもと、安全にこだわり続けた。 象徴的なエピソードがある。今こそ自動車に標準搭載されている「三点シートベルト」は、もともとはVOLVOが開発したものだ。 しかし、VOLVOはこの技術の特許を無償公開し、他メーカーが使用することを許した。 「この決断によって年間100万人もの命が救われているといわれています」(佐野さん) また、あえて180km/hという速度リミッターを設定したのも、「交通事故をゼロにしたい」という願いからだ。近年の安全への取り組みとしては、 環境への配慮から内燃機関だけの自動車は廃止し、ハイブリッドやEV(電気自動車)への転換を図る。 2030年にはすべてのVOLVO車を電動化すると発表した。地球にやさしい車は人間にもやさしいという、これはまさにVOLV0の哲学と合致する。 「コロナ禍で私たちの価値観が大きく揺らぎ、人と車との関係もこれまでとは違ったものになりつつあります。それでも、安全な車を作り続けるというVOLVOの姿勢は変わらないと思います」(佐野さん)

6.

カフェテーブルにおかれたオゾン空気清浄機DUOとボルボ車。
両社のこだわりは「人の安全・安心」

車メーカーのVOLVOと、オゾン製品を扱うタムラテコ。ジャンルは違えども、安全•安心に対するこだわりの強さは変わらない。まさに両者の共通点といえるかもしれない。